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ネットワークを軸としたIT技術メモ

Pandora FMSでNetFlowとIPアドレス管理

以前より検討していたFlowCollector、IPアドレス管理システムとして、Pandora FMSを導入する。
Pandora FMSはオープンソースの統合監視システムとしてZABBIXなどと並んで広く知られている。
また、エンタープライズ版としてのサポートもあり、楽天ビッグローブなどでも採用されている。

使用システム検討の観点

システム採用にあたり、次のような観点で検討している。

観点 理由
オープンソースであること コスト低減・メンテナンス性
OS Linux(CentOS) コスト低減 Winは要ライセンス
Web UI クライアント不要で誰でも簡単に使用できる
日本語対応 英語だとメンバー展開のハードルが高い
NetFlow/sFlow対応 NetFlow未サポート機種も対応できる

なぜ Pandora FMSなのか?

他にも一般的に使われている統合監視システムやIPアドレス管理システムは多いが、それぞれ以下のような点でPandora FMSに優位性を感じている。
詳細な比較検討をしたいところではあるが、こういったシステムはUX(User eXperience:ユーザエクスペリエンス)が大事になるので、とりあえず使ってみることが大事。

システム 区分 不足点
ZABBIX 統合監視 NetFlow未対応
Hinemos 統合監視 NetFlow未対応, 専用クライアント
ManageEngine 統合監視 OSS, 有償
Paessler PRTG 統合監視 OSS, 無償だがWin
nProbe FlowCollector ntopngはOSSだがnProbe(NetFlow)は要ライセンス
flow-tools FlowCollector 日本語情報少ない
FlowScan FlowCollector あまり更新されていない
phpIPAM IPアドレス管理 良い, しかしPandora FMSに包含可能
RackTables IPアドレス管理 使いこなすのが難しい

以上のような比較検討でPandora FMSを採用することにした。
引き続きインストールしてネットワークトラフィック分析とIPアドレス管理を進めていこうと思う。

続き

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Pandora FMS NetFlow分析機能の弱点 - designetwork