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ネットワークを軸としたIT技術メモ

個人事業主がSBペイメントサービスの決済代行サービスをshop by経由で契約する

ECサイトの運用において、決済代行サービスは切っても切れない関係にある。決済代行サービスを使用することで、クレジッドカード決済、コンビニ決済、キャリア決済、PayPayなど、各種決済手段の導入・管理が容易になる。

SBペイメントサービスがshop by経由で個人事業主に対応

2022年3月時点のSBペイメントサービスのFAQでは、個人事業主は「端末決済サービス」のみの対応となっている。

www.sbpayment.jp

Q 個人事業主ですが申し込みできますか?

A ご利用いただくサービスによって異なります。 オンライン決済サービスにつきましては、日本国内に所在地を有する法人さまとのご契約のみとなります。 店舗向け決済サービス「端末決済サービス」は個人事業主さまでも可能です。

shop byでは、2022年3月から個人事業主へのサービス拡充でクレカ、PayPay、コンビニ決済が追加された。これらの決済手段がSBペイメントサービスから提供される。

shopby.jp

2022年3月3日、無料で始められるネットショップ構築サービス
「shop by(ショップバイ)」が個人事業主様へのサービスを開始しました。
 
今回のサービス開始により個人事業主様が利用可能な決済方法が増えました。
現在、「shop by」で利用可能な決済方法は、下記のとおりです。

  • クレジットカード
  • PayPay(オンライン決済)
  • コンビニ後払い

上記を月額費用なしで導入できる。

2022/3/29からSTORESがPayPayサポート開始

これまでPayPayを月額費用なしで使用可能な無料ECプラットフォームはなかったためshop byが優位になるかと思ったが、STORESが追加費用なしでPayPayサポートを開始した。カラーミーショップ(GMOペパボ, GMOイプシロン)ではPayPayはレギュラープラン月額3,300円から。

shop byから申し込み

サービス管理 > 注文/決済管理 からSBペイメントサービス(SBPS)への申し込みができる。

SBPS申し込みの際の入力内容はこちらの『SBペイメントサービス「加盟店様向けポータルサイト」の入力方法について』の通り。

shopby.jp

一通り入力完了すると、SBPSでの審査となる。

審査が完了したらshop by設定

審査完了の連絡が来たら、shop by管理画面から「SBPS連動情報設定」に入力する。入力内容は「SBPS 加盟店様向けポータルサイト」で案内されている通り。

購入・決済

決済設定が完了すると、商品購入時にクレジットカード決済PayPay決済が選択できるようになる。

決済画面はSBPSの画面が使用できるため、自サイトでクレジットカード番号を入力させる必要がなく安心。

決済状態・配送手続き

ユーザの決済が完了すると、注文内容が「決済完了」に入る。

SBPS管理画面では、「与信済み」状態となっている。

注文管理 > 決済完了から、決済が完了してる注文は「注文確認処理」を実行し、配送ステップに進める。

配送が完了したら配送情報を入力し出荷処理する。今回の商品はデジタルコンテンツのPDFとしているため配送業者部分はテンプレートで「電子メール」に変更したが、入力必須なのでダミー入力だけする。

配送完了に伴いSBPS管理画面のステータスが変わり、「入金済み(完済)」となる。いわゆる指定売上方式。

shop byがデジコン対応したら、自動売上になると思われる。

精算

月2回銀行振込で精算される。精算の明細はメール(PDF)で届く。ポータルからも確認可能。

まとめ - 個人事業主がSBペイメントサービスの決済代行サービスをshop by経由で契約する

これまで、SBペイメントサービスは法人向けのみのサービス提供だったが、shop by経由で個人事業主でも契約可能となった。shop byでのネットショップに限られるものの、クレジットカード、PayPay、コンビニ後払いを月額費用なしで導入できる。