Outlookで振り分けルール設定をする際に、通常の設定だと、AND/ORの組合せがうまくできず、かゆいところに手が届かない。特にOR条件を使いたいときにおすすめの設定を紹介する。
Microsoftコミュニティ
Microsoftコミュニティで同様のディスカッションがあるが、最終的に検索の話になっており、期待する回答はない。
メール振り分けにヘッダ情報を使用する
通常の振り分けルールでは、項目間の関係はかつ(AND)になっている。そのため、通常ルールでは差出人がX、または、件名に"Y"を含む
という設定はできない。
そこで、振り分けルールのうちヘッダ情報を使用する。
OutlookでのAND/OR組合せ振り分け
OutlookでOR条件の振り分けルールを作成する方法を示す。画面はWeb版Outlookだが、クライアント版でも同様箇所で設定ができる。
通常だと、以下のように差出人などの各項目に振り分け(フィルタ)対象を追加するだろう。この場合、項目内はOR条件になるが、項目間の関係はANDになってしまう。
項目間でOR条件を使用することは通常できないため、ここで、メッセージ ヘッダー内を使用する。
ここにメールアドレスや件名(対象文字列)を追加することで、OR条件により振り分けがされる。
これにより、通常だと二つのルールを作成しなければならなかったような条件も一つにまとめられる。
まとめ - Outlookの振り分けルールでAND/OR条件を組み合わせる
Outlookでのメール振り分け条件としてメッセージヘッダー情報を使用することで、項目間のOR条件相当の振り分けフィルタルールを作成できる。