Cisco AnyConnectは基本的にひとつの接続先にのみVPN接続できる。複数の環境にVPN接続する必要がある場合は、都度VPN接続先を切り替えなければならいない。
しかし、Ciscoから提供されるAnyConnect Secure Mobility Clientに加え、Microsoft Storeで提供されているAnyConnectを併用することで、同時に二つのAnyConnect VPN接続が可能となる。
※複数のVPNに同時に接続することは、それぞれのNW環境のセキュリティリスクとなる可能性があります。接続先のポリシー等を十分に確認してください。
- Microsoft Store AnyConnect
- 複数VPN同時接続可能
- サービス/プロセス
- まとめ - Microsoft Store AnyConnectアプリを併用して複数の接続先にAnyConnect VPN接続する
Microsoft Store AnyConnect
Microsoft Storeで「AnyConnect」で検索し、インストールする。
アプリを開くと、「Manage VPN」からVPNの設定を進める。
VPNプロバイダーとして、Windows OS標準のVPNに加え、AnyConnectが選択可能となる。Cisco ASA, FirePowerへのリモートアクセスVPN接続設定をする。
証明書やプロファイルはアプリ画面から設定できる。
複数VPN同時接続可能
適切に設定することで、従来のCisco AnyConnect Secure Mobility Clientと、Microsoft Store AnyConnectでそれぞれVPN接続が可能となる。
サービス/プロセス
それぞれのサービスは、以下の通りとなっている。サービスが別なので、同時にそれぞれ独立して起動・接続できるようだ。
- vpnagent: Cisco AnyConnect Secure Mobility Client
- RasMan: Microsoft Store AnyConnect
まとめ - Microsoft Store AnyConnectアプリを併用して複数の接続先にAnyConnect VPN接続する
Microsoft Store AnyConnectとCisco AnyConnect Secure Mobility Clientを併用することで、二つのAnyConnect VPN接続ができるようになった。