NTTデータがOSSとして開発している統合監視システムのHinemosをDockerで導入してみる。
こちらにオフィシャルのDocker Imageがあるが、バージョンが古く、メンテナンスもされていないようなので、自分でDockerfileから作成する。
https://hub.docker.com/r/hinemos/hinemos-5.0-jp/
なお、今回は初期のインストールとWebGUI確認までをスコープとするため、データ永続化、可用性等は考慮していない。引き続きHinemosの設定方法等を検証していく予定。
※まだ本内容では商用利用しないでください。
- HinemosインストールDockerfile作成
- How to Use
- Hinemosにアクセスする
- まとめ - DockerでHinemosをインストールする (初期構築)
- (Update) [WIP] PostgreSQL DBデータ永続化
HinemosインストールDockerfile作成
Hinemosのインストールで必要となる作業はオフィシャルで説明されている通り。
こちらではサンプル構成を含めて説明されている。
Hinemos ver.6.0 入門編① Hinemos ver.6.0を使ってみよう | Hinemos
上記を踏まえて作成したDockerfileはこちら
How to Use
以下の手順で簡単に使用開始できます。
- 前提条件
- Dockerがインストールされていること
- Docker Composeがインストールされていること(オプション)
docker run で起動する
docker run -d --privileged --name hinemos-manager -p 8080:8080 -p 8081:8081 -p 161:161/udp -p 162:162/udp -p 514:514 -p 10080:80 daichi703n/hinemos-manager /sbin/init
access to http://<DockerHost IP or FQDN>:10080
解放ポートは要件によって調整の余地あり。
docker-compose up で起動する
git clone https://github.com/daichi703n/docker-hinemos-manager cd docker-hinemos-manager docker-compose up -d
この場合、ImageのBuildから走りますのでご了承ください。
Hinemosにアクセスする
Hinemosを起動して、Webブラウザからアクセスすると、以下のようなログイン画面が表示される。(日本語ロケール未適用)
初期User ID/Passwordはhinemos/hinemos。 Manager URLはそのままでOK。
Hinemos WebGUIへのログインが成功すると、チュートリアル画面が表示される。
あとは案内されている通り、監視対象機器を追加して運用開始できる。(画像は機器未登録)
まとめ - DockerでHinemosをインストールする (初期構築)
Dockerで統合監視システムのHinemosをデプロイした。
基本的に手順はHinemosオフィシャルのVM環境を前提としたものであるため、Dockerでのデプロイ環境には最適化できていないが、簡単に初期構築ができるようになった。
引き続き検証しアップデートしていこうと思う。
(Update) [WIP] PostgreSQL DBデータ永続化
Please enable volume mount after below steps.
docker-compose up
with no volume mount.mkdir -p /srv/docker/hinemos
docker cp <CONTAINER ID of hinemos>:/opt/hinemos/var/data /srv/docker/hinemos/data
chown 1000:1000 -R /srv/docker/hinemos/data
volumes: - /srv/docker/hinemos/data:/opt/hinemos/var/data
ToDo
- 日本語ロケール対応
- Hinemos Agent連携
- 設定ファイルの外部定義化
- etc.